こんにちは!イラストレーターの咲霧あきらです!
あなたの周りにも、クラスに1〜3人くらい「絵の上手い人」がいたことはないでしょうか?
その中の人が将来イラストレーター、漫画家になったりする可能性も高いので、絵を描いている人にとっては羨ましい存在ですよね
そういう人たちは、なんで絵がうまいの?絵画教室とかに通って絵を習ってたの?
もちろん、そういう人もいるけど、私の周りのイラストレーター・漫画家さんはみんな「絵画教室に行った経験はゼロ」だったよ
実は、その人たちの行動や習慣を観察すると、絵が上手くなる基礎がギュッと詰まっているんです
今回は、幼少期からイラストレーターを目指し、現在イラストレーターとして活動している筆者自身の経験と、イラストレーター・漫画仲間を観察し、絵がうまくなる行動・練習方法をまとめました
絵がうまい人の行動を幼少期から観察してみた
「絵がうまい人」と言ってもとても広い範囲なので「イラストレーターとして生活できている人」や「周りの人より突出して絵がうまい人」、属にいう「絵で食べていけている人」のことを指します
この人たちの行動を普段の生活で真似していくことによって、あなたもうまい人の習慣が身につき、絵がうまくなる、そのヒントになっていけたらと思います
それではいってみましょう!
幼稚園:好きなものをひたすらずーっと描く
幼稚園児がお絵かきをすると、自分自身が好きなものをずーっと描きます
あの子は大好きなプリンセスの絵、また別の子はポケモン図鑑をみながらひたすら描く、また別の子はきかんしゃの絵をずーっと描く…。小さな子どもたちの頭の中には夢や物語が詰まっています、本能のおもむくままに楽しく描きましょう
幼稚園児が好きなものをひたすら描くように、あなたもまずは好きなキャラクター、イラスト、ものを無我夢中で描きましょう。ここで大切なのは何かを見ながら描くこと。
こうすることによって、観察力が身につき、自分の頭の中でもキャラクターなどのモチーフが、頭に記憶されます
小学校1〜3年生:オリジナルの絵を描き始める
デッサンなんて難しいのはもってのほか
ずーっと絵を描き続けていると、好きなものを描きながらも、少しずつ自分自身のアイディアを自由帳に描き始めます
自分自身をキャラクターにしたら…お化けのキャラクター、猫のキャラクター、真似することから、生み出すことにもシフトチェンジしていくのです
ひたすら好きなものを描くことによって、創作意欲が湧いてきます。真似→オリジナル→真似→オリジナルを繰り返すことによって、自分の力で、ゼロから絵を描く力「創作力」が身につきます
小学校4〜6年生:様々な手法を試し始める
この頃になると鉛筆と自由帳だけでなく、「コピック、つけペン、ペンタブ、スクリーントーン」など…手法にも興味を持っていきます
大好きな漫画を丸写ししてみたり、模写してみたり、コピックを買ってみたり、漫画道具を揃えてみたり、どんどん自分の興味のおもむくまま、絵を描いていきます
そうしていくうちに、周りの世界を知り、やがて「絵がうまくなりたい」という欲が生まれてくる時期でもあります
今まで、自分の中だけで発展させてきた「興味」を、より多くの外の世界に目を向けていき、挑戦していきましょう
中学校:「デジ絵」「二次創作」「イベント」との出会いと迷い
中学生にもなるとお小遣いが増えたり、貯めたお金が増えたりすると、デジタルイラストを描く機械(デバイス)を買うことができます
行動できる範囲が増えることによって、ネットを始めてpixivやTwitterなどのイラストコミュニケーションサービスに出会うことになったり、地方イベントやコミケなどのイラスト・漫画イベントに参加したり出展する人もいます
何より、「良くも悪くも多くの絵を描く人に出会う驚きと刺激」を受けます。思春期で周りの目が気になるなか、ネット上の評価、情報がどどっと押し寄せることによって、どーんと絵を描くのが辛いと思う人が多くなる傾向があります
辛い中でも、寄り道をしながらでも、絵を描くことの楽しさを見失うことなく、絵がうまくなることにのみ集中することができる人は今後とても強い武器(メンタル)になります
すぐにできなくても大丈夫、少しずつでいいので考え方の癖を良い方向に持っていきましょう
ポイントは「この人は絵がうまい…悔しい…」じゃなくて
「スッゲー!オイラもこんな風になりてーーっ!」と心に悟◯を住まわせるのがコツだね!
高校生:「絵の道」か「その他の道か」の岐路に立つ
ここで人生で大事な分岐点に立ちます
それは「絵の道に進む」のか「その他の進学先を目指すのか」です
絵で食っていけるなんてほんの一握りだ、と言われている時代、それでも諦めずに進み始めた人が、現在イラストレーターや漫画家、ないしはデザイナーなどの「クリエイター」の夢を叶えています
しかし、それが怖い人は別の道を進む…という方も多くいます。しかしそれは決して間違った選択ではありません。一人一人に答えがあります
大切なことはシンプルで「絵で働く道を選ばなかったことに、死ぬ時に後悔しないか」です
どんなに絵がうまい人でも、ここで絵の道に進まない人もいます。絵の道に進む人と進まない人の違いはシンプルで「選択をするか、しないか」です
ちなみに、大学や専門学校へ行く人はここで「画塾」に通い基礎画力や受験で必要な画力を高める人が多いよ!
まとめ:絵がうまい人に共通していること
今回は、絵がうまい人はどのようにして絵がうまくなったのかを解説していきました
絵がうまい人の行動を観察してみて分かったことが3つあります
1つ目は「模倣(まね)すること」です
幼少期から好きなものをずっと描き、小学生は好きな漫画や絵を描き、中学生以降は好きな二次創作(ファンアート)を描き…これってずっと既存にあるものを無意識に「模倣(まね)」しているんです
数多くの芸術家が、先代の芸術家に影響されてきたように、模倣はイラストがうまくなる正当な方法になります
2つ目は「勉強→実践→挑戦をくり返すこと」です
絵を描くのが好きな人は、うまい下手に関わらず、このサイクルを自然とくりかえしています。勉強したことが自然に描ける(=定着する)ようになって、どんどん絵がうまくなっていくのです
そして最後に3つ目は「絵を描くことをやめないこと」
絵を描くことをどこかで諦めてしまっていたら、絵がうまくなることはそこでストップしてしまいます。それこそが、下手な絵を描くことよりも、あなたのイラスト人生での「失敗」になってしまいます。しかし、その逆で、うまくなるまで絵を描き続けることができれば「成功」にぐっと近づくのです
いかがでしたか?絵がうまい人を観察することによって、絵がうまくなる共通点を見つけ出し、イメージを掴むことができれば嬉しいです!
「今からで間に合うかな…」と不安にならなくて大丈夫です。あなたが今何歳でも「今日が人生で一番若い日」!大好きな絵を描いて後悔のない人生にしていきましょう!