こんにちは、イラストレーターの咲霧あきらです
イラストレーターになりたいけど、結局どうやってなるのかわからない・・・。誰か正解を教えて!!
今回は、そんな人に向けて、ゲーム系のイラストレーターをしている筆者が、イラストレーターになる方法、考え方をとことん分析&記事にまとめました
独学or専門学校or美術大学どれが一番いいの?
結論を先に言うと「どれも正解であり、自分にあった勉強法選ぶことが重要」です。極論を言ってしまうと、現在の日本のイラストレーターは「業界(ゲーム・書籍・広告・漫画)にあったイラストを描く」ことができればOKなので、どんな学び方でも正解になります
しかし、大学を卒業していないと入れない企業が少なからずあるため、自分が仕事をしたい業界・会社を考えながら早め早めの選択をしていくことが重要です
独学
まずは、みなさんが気になっているであろう「独学」でイラスト技術を身につける方法
- 学校に行くのに比べてお金がかからない
- 自分が学びたいと思った時に学ぶことができる
- 時間・場所にとらわれず自由に学ぶことができる
- すべて自分自身で学ばなくてはいけない
- 自分の絵のレベルがプロレベルなのかアマチュアなのかわかならい
- 新卒の場合、大学卒のみ入学可能な企業には入れない
以上のような点があげられます。独学は、時間も描く枚数も自由に決めることができると言うメリットがある反面、すべて自分で判断しないといけないデメリットがあります
最近はイラスト添削サービスがあるの為、イラストを描いてどんどん添削してもらって、ぐんぐんフィードバック(赤ペンで直してもらったところ)の部分を吸収することも、一つの方法ですね
周囲からも評価されつつ、自分自身で成長することができ、ポートフォリオ(作品集)を作ることができる!というポテンシャル(潜在能力)が高い方は、独学をおすすめします
イラスト系専門学校
次に、イラスト系専門学校です
- イラストレーターとしての実績・知識を持った講師から学ぶことができる
- デッサンやソフトの扱い方など就職に役立つ実践的な授業を受けることができる
- 同じ志を持った仲間ができる、将来横のつながりとなるケースも
- 書類審査・面接が厳しすぎない為合格しやすい
- 生徒は絵が上手い人、苦手な人、ピンキリなので周りに流されずに成長する意欲が必要
- 専門性が高いので、間違った学科(コース)に入らないように気を付ける
- 新卒の場合、大学卒のみ入学可能な企業には入れない
このように、イラスト系専門学校は、イラストレーターになりたい方にはとても良い環境が揃っています。しかし、本気でイラストレーターになりたい人、なんとなくイラストを描きたい人、誰でも入れるから入った人…など、生徒は本当に様々な「動機」で入学してきます
この記事を読んで、本気でイラストレーターになりたいと思っているあなたならば、プロから直接、実践的に学べる専門学校がおすすめです
美術・芸術系大学
最後に、「美術・芸術系大学」の解説です
- 受験時にデッサンが必要とされる学校がおおいのでデッサン力が身につく
- 大学卒業という資格や、有名美術大学を卒業すると就職に有利
- レベルの高い生徒に囲まれながら、腕を磨くことができる
- 受験が厳しい(学力・実技テストがしっかりしている)
- 実践的なスキル(デジタルイラストなど)は独学が必要な可能性もある
- 私立系美術大学は学費が高い
- 美術分野だけでなくそれ以外の授業もとる必要がある
このように、美術・芸術系大学は、大学資格や大学の名前で履歴書に「説得力(箔)」がつきます。また、受験も実技試験などがあるので、無事に合格できれば実力のある仲間たちとともに日々勉強をすることができます
ただし、学科・学部が無数にあるため、イラスト系専門学校と比べると就職先で実際に使えるスキルを得るには独学もする必要があります。実践的な授業をしてくれる学部・学科は最近増えてきているので、公式HPなどで調べたり、体験入学をするなどして納得のいく学校を選びましょう!
イラストレーターの働き方の種類を知ろう
イラストレーターには異なる働き方があることを知っていますか?その中でも代表的な3つの働き方を知ったうえで、自分自身に合う攻略方法(働き方)を選ぶことをおすすめます!
働き方1:本業イラストレーター
イラストレーターとしての働き方1つ目は「本業イラストレーター」です
自分自身が生きるために必要なお金(生活費)をイラストレーターという職のみで稼いでいる人のことを言います。例をあげると
- ゲーム会社勤務・イラストレーター
- フリーランスイラストレーター
- デザイン会社勤務・広告イラストイラストレーター
- テレビ系会社勤務・素材制作イラストレーター
- アニメ制作会社勤務・背景イラストレーター
これらは全て、筆者の周りのイラストレーター職の方々を例にあげてみました。現代はイラストレーターとしての職が昔に比べて増えているで、イラストレーターになるのは本当にひとにぎりの夢のまた夢…という話ではありません
働き方2:兼業イラストレーター
兼業イラストレーターはイラストレーターとしての仕事をしながら、また別の副業やアルバイトをしている人のことを指します。現在、本業イラストレーターとしてブレイクしている人たちも、本業にするまではアルバイトをしながら生活を安定させていた…という話も多いですね
しかし、あえて兼業を選択する人もいます。その理由に
- イラストレーターを本業にするには安定してないから、別の仕事をしながら
空いた時間にイラストレーターとして活動している - 今の仕事も楽しいし、やめたくないからイラストレーターはお小遣い稼ぎ
- いつかイラストレーター1本で稼ぎたいので、クラウドソーシングサイトで
イラストの仕事をしている
などがあげられます。あえて戦略的に兼業イラストレーターを選択している人も多いようです
本業イラストレーターが夢を叶えるすべてだ!ということではないんですね
働き方3:作家系イラストレーター
こちらは、本業イラストレーター、兼業イラストレーターのどちらにも当てはまりますが、特徴は以下のとおりです
- オリジナル(もしくは同人誌)の絵やグッズを制作している
- 絵柄に、他のイラストよりも突出している強い特徴がある
- その絵柄で常に勝負している
- その人が描くから買うなどの作者自体にもファンがつきやすい
おそらく、この働き方こそが世間に知られているイラストレーターとしての働き方である可能性が高いです。この働き方こそ、ビジネス画家のような印象を受けるので、多くの人に「イラストレーターになれるのはほんの一握り、食べていけない」と言われてしまうのではないでしょうか
【最後に】業界にあった絵を描くのが夢への近道
繰り返しになりますが、結論はどの手法も正解です。なぜなら「手法(学び方)が違っていても、世間に求められる絵を描くことができる人になればイラスレーターになれる」からです
今現在、あなたがなりたい学び方・就きたい業界・働き方で大丈夫。まずは行動し、そこに壁があったらまた考えて乗り越えていきましょう!
このサイトでは、今後もイラストレーターになりたい人、イラストについて悩んでいる人に向けて情報発信をしていきます。ともに学びながら行動していきましょう!